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東京大学 前期 2004年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 2004年 第4問 (解答解説)

📝 問題

関数 を次のように定める.

以下同様に,に対して関数が定まったならば, 関数をで定める. このとき,以下の問いに答えよ.

  1. を実数とする.をみたす実数の個数を求めよ.

  2. を実数とする.をみたす実数の個数を求めよ.

  3. を3以上の自然数とする. をみたす実数の個数はであることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

与えられた関数

を一階微分すると

だから増減表は以下のようになる.

表 1: の増減表

$y = f_1(x) = x^3 - 3x$ のグラフと直線 $y = a$ の共有点の個数

図 1: のグラフと直線 の共有点の個数

よってグラフは上図のようになる. の解の個数は,グラフ上のとの共有点の数に等しいから

の時個の時個の時個

である.

(2)

新しく

とおくと,題意の方程式は

である.従ってとおくと

だから,この解は平面上のとの共有点に対応し,(1)の結果でとすれば解の個数とその時の解の値は

  1. の時 に 個 \

  2. の時 または の 個 \

  3. の時 に 個

となる.

$f(x_1) = a$ の解 $\alpha_i$ が水平に伝播して $f_1(x) = \alpha_i$ の 9 個の解を生み出す構造

図 2: の解 が水平に伝播して の 9 個の解を生み出す構造

だからさらにこの範囲に気をつけてとの対応関係を(1)からまとめて

の時個の時個の時個

となる.

(3)

$f_{k+1}(x) = a$ の解が 3 つの方程式に分岐し,各々が $3^k$ 個の解をもつ構造

図 3: の解が 3 つの方程式に分岐し,各々が 個の解をもつ構造

を満たす実数 が 個であることを数学的帰納法で示す.

の時は(1)から成立するので,以下 での成立を仮定する. つまり なる は (1)のグラフより に 3 つある.それぞれをとすると,はそれぞれ仮定より個の解があるから,はについて合計で

個の解を持つ.よって でも主張は成立し,数学的帰納法により解の数は任意のに対して個である.とすれば題意の主張は示される.\qed

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