アーカイブ一覧へ戻る
東京大学 前期 2004年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 2003年 次の年度 2005年
🧭 2004年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答) 第5問 (問題) 第5問 (解答) 第6問 (問題) 第6問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京大学 前期 2004年 第2問 (解答解説)

📝 問題

自然数の2乗になる数を平方数という.以下の問いに答えよ.

  1. 10進法で表して3桁以上の平方数に対し, 10の位の数を,1の位の数をとおいたとき, が偶数となるならば,は0または4であることを示せ.

  2. 10進法で表して5桁以上の平方数に対し, 1000の位の数,100の位の数,10の位の数,および1の位の数の4つすべてが同じ数となるならば, その平方数は10000で割り切れることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

合同の法を とする.自然数 が,

をみたしているとする. が 3 桁以上の時 より

である.

さて,題意から平方数がと合同だから(式1)の両辺を二乗して

である.よってさらに法の合同式を考えると第一項はと合同だから

である. (式4),(式5)が成り立つ を考える. を指定すると(式5)よりが求まり, この時より

とおけるから,これを(式5)に代入して

だからさらに法の合同式を考えれば第一項はで

によっての偶奇が定まる. 以下の表に の時のそれぞれの値を列挙する.

0123456789
0149656941
0000102030406080
0000123468
の偶奇偶偶偶偶奇偶奇偶偶偶
の偶奇偶奇偶奇奇奇奇奇偶奇

表 1: ごとの の値と の偶奇

この表のうち が偶数になるのは, or の時である. よって題意は示された.

(2)

合同の法を とする.題意の平方数のの位との位についてだから, が偶数である.従って(1)から であるから,のの位からの位までであり,

と書ける.

の時は確かに は 10000 で割り切れるから, の時を考えると, として

となり, が平方数になるがこの下二桁の和はで偶数となり,(1)に矛盾する.よって背理法よりこのような平方数はない.

以上からであり題意は示された.\qed

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する