東京大学 前期 1976年 第6問 (解答解説)
【新課程】
-
に属する任意の つの行列の積は に属することを示せ. -
に属する任意の行列が逆行列をもつとき, 点 はどのような範囲にあるか. これを図示せよ.
【旧課程】
-
方程式
が 個の相異なる実根をもつとき, 実数 に対して,方程式 の実根の個数を求めよ. -
つの方程式 , が 個の相異なる実根を共有するとき, 曲線 は 軸に平行なある直線に関して対称であることを示せ.
【解答】
【新課程】
(i)
行列
が成り立つ.
となる.ここに(式1)を代入すると
となる.
(ii)
である.
である.行列
である.
したがって,
が成り立つこと,すなわち
-
のとき: となり,解は のみである. -
のとき: 両辺を で割り, とおくと, の 次方程式が得られる.これが実数解をもたないことが必要十分である.
したがって,判別式を
である.
ゆえに,求める点
であり,これを図示すると下図の斜線部分となる(境界線は含まない).
図 1: 点
【旧課程】
(i)
方程式
と因数分解される.
実数
の実根の個数を調べる.
まず
と同値である.ここで
とおく.一階微分は
であるから,
表 1:
各
図 2:
よって
よって,すべての実数
である.
(ii)
と書ける.(式20)で
となる.ここに
だから,辺々足し引きして
第二式を両辺
だから第一式に代入して
である.以上を(式20)に代入すると
である.
だから,
図 3: