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東京大学 前期 2011年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 2011年 第2問 (解答解説)

📝 問題

実数の小数部分を,かつが整数となる実数のこととし, これを記号で表す. 実数に対して,無限数列の各項 を次のように順次定める.

  1. のとき,のとき,

  1. のとき,数列を求めよ.

  2. 任意の自然数に対してとなるような 以上の実数をすべて求めよ.

  3. が有理数であるとする. を整数と自然数を用いてと表すとき, 以上のすべての自然数に対して, であることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

とする. から, である. 従って

だから以下帰納的にである.

(2)

まず だから,これがとなるために

が必要である.このもとで漸化式から

だから以下の最大の整数を として

である.この方程式を解いて

だから,(式2)に代入して

である. から複合正が正しく(式5)は

である.

この元で不等式の各項0以上だから2乗してよく,

を得る. よりこれを満たすのは である. (式8)に代入して

である.この時帰納的にとなるから求めるはこの二つである.

(3)

と は互いに素であるとする. かつ の時条件 (ii)から である.

の時は明らかに題意は成立するから以下 とする. を で割った商を ,あまりを として

とかく.

の時は となり題意は成立するから以下 とする. この時

となる. を で割った商とあまりを, とすると

ならば , ならば を で割った余りを とする.以下同様に, に対し, なら , なら を で割ったあまりを とする.(ただし ) ここで, 以下の自然数 で, となるものが存在しないと仮定すると,

なる自然数 が得られて矛盾する. よって となるものが存在しこの時 以上の全ての自然数に対し, となる. 以上から題意は示された.

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