東京大学 前期 2009年 第6問 (解答解説)
平面上の2点
とおく.
図 1
-
ある時刻
で が成立した. ベクトル と,ベクトル とのなす角度を とおく. このとき となることを示せ. -
角度
, , を , , によって定義する. を かつ をみたす実数とする. (1) と同じ仮定のもとで, の値のとる範囲を を用いて表せ. -
時刻
, , のそれぞれにおいて,次が成立した.このとき,時刻
において同時にが成立することを示せ.
【解答】
(1)
図 1: 正三角形
原点
である.また,
とおく.
である.
題意から,これが
をみたす
である.従って
(2)
図 2: 正三角形
(1)で定義した
(1)の仮定および題意より
である.特に
である.
図 3:
さて
である.
同様に
が成り立つ.これを代入して
である.
図 4:
次に
となる.
だから,
である.分子を和積の公式で書き換えて
である.ここで(1)より
となる.
図 5: 単位円上における偏角
左辺は(式15)より,
の範囲を動く.
右辺については
の範囲に納まるから,偏角を比較して
である.
(3)
題意の時,対称性から(式32)と同様の式
が成り立つ.(式33)の辺々足して
で,(式32)を引くと
を得る.対称性から
である.
である.
であり,
より,
が従う.
図 6: 頂点
ここで
である.
以上から,たしかに