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東京大学 前期 2009年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 2009年 第1問 (解答解説)

📝 問題

自然数に対し,個の二項係数

を考え,これらすべての最大公約数をとする. すなわちはこれらすべてを割り切る最大の自然数である.

  1. が素数ならば,であることを示せ.

  2. すべての自然数に対し,がで割り切れることを,に関する数学的帰納法によって示せ.

  3. が偶数のときは1または2であることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

以下として考える. は を割り切ることが必要で,すなわち は の約数であることに注意する.

(1)

が素数の時,がを割り切るから が必要である.

以下, に対し, が で割り切れる(すなわちである)ことを示す. 二項係数の性質から

である.ここでが素数かつだからは互いに素で,かつ左辺は自然数だから となる. 従ってたしかに は の倍数である.

以上から, が従い題意は示された.

(2)

とおき,任意の自然数についてがで割り切れることを示す. の時はで自明にで割り切れるから,以下 での成立を仮定し, での成立を示す.具体的にを計算すると

である.第一項についてはの定義によりで割り切れる. 第二項は仮定よりで割り切れる.よって右辺がで割り切れるから も で割り切れる.

以上から でも成立し,数学的帰納法によって題意は示された.

(3)

が偶数の時,二項定理から

である. は で割り切れるので,第一項のもで割り切れることが必要である.すなわち

である.

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