アーカイブ一覧へ戻る
東京大学 前期 2009年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 2008年 次の年度 2010年
🧭 2009年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答) 第5問 (問題) 第5問 (解答) 第6問 (問題) 第6問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京大学 前期 2009年 第4問 (解答解説)

📝 問題

を正の実数とし,空間内の2つの円板

  1. ,

を考える. を軸の回りに回転してに重ねる. ただし回転は軸の正の部分を軸の正の方向に傾ける向きとする. この回転の間にが通る部分をとする. の体積をとし,ととの共通部分の体積をとする.

  1. を求めよ.

  2. を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

空間内の2つの円盤 $D_1, D_2$,平面 $y=s$ による切断線分(赤線),および $y$ 軸まわりの回転

図 1: 空間内の2つの円盤 ,平面 による切断線分(赤線),および 軸まわりの回転

与えられた円盤

について考える.以下簡単のためと書く.

(1)

平面 $y=s$ における円盤の切断線分

図 2: 平面 における円盤の切断線分

平面 $y=s$ における切断面($x \ge 0$ の半円環 $S(\theta)$)

図 3: 平面 における切断面( の半円環 )

対称性からで考えよう. で切断すると(式1)は

という二本の線分であり, この部分を 軸まわりに回した時の概形は上図のようになる.

特に をみたす部分の面積 は 半径との二つの円の間のドーナツ型の部分の面積だから

だから,対称性から求める体積は

となって,

である.

(2)

$x \le 0$ における切断面の領域 $T(\theta)$(上下の縦線部)

図 4: における切断面の領域 (上下の縦線部)

のうち のものの における切断面の面積 は,

であり,これをについて積分すればのうちの部分になるから

となる.以下の極限を考えるので,(式13)の第二項の での極限値を考えれば良い.

ここで, において, だから,

同区間で積分して, からなので

だから,(式12)より

である.これを で積分して,

である.よりだから置換積分によって

である.ここで最後の不等号はより従う. 再右辺にをかけて

である.で右辺はに収束するから挟み撃ちの定理より

であり,(式13)に代入して(1)の結果と合わせて,求める極限値は

である.

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する