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東京大学 前期 1981年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1981年 第6問 (解答解説)

📝 問題

,,,を実数の定数として,関数を考える.

  1. 関数が3条件

    1. (イ) 

    2. (ロ) 

    3. (ハ) のとき

    をみたすのは,定数,,,がどのような条件をみたすときか.

  2. 条件(イ),(ロ),(ハ)をみたす関数のうちで, 積分の値を最小にするものを求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

は最大でも次の関数である. まずの場合,すなわちが三次関数の場合を考える. (イ),(ロ)および因数定理から,

と書ける.そこで以下,(ハ)の条件について考える.絶対値を外すと

である.これらはでは自動で満たされ,それ以外の点ではで両辺を割って

となる.以下これを満たすようなの条件を考えよう. 今はの場合を考えているのではともに二次関数である. の正負によって場合分けする.

の時

$a>0$ における2次関数 $g(x) \le 0$ ($0 \le x < 1$) の条件

図 1: における2次関数 () の条件

まずについての条件は

である.

$a>0$ における $h(x) \ge 0$($-1 < x \le 0$)の軸の位置による条件の分類

図 2: における ()の軸の位置による条件の分類

ついでについての条件は軸の位置 で場合分けする. すなわち,軸がに含まれていればの判別式()が非正であればよく,軸が区間の外にあれば両端でが正であれば良い:

となる.ここでよりだから,第一式を満たすはなく,第二式だけを考えれば良い.

である.

(式6),(式10)をまとめて,(ハ)を満たすようなの条件は

である.に注意してこれをについて整理すると

であり,図示すると下図の斜線部のようになる.

$a > 0$ における連立不等式を満たす $(a, \alpha)$ 平面の領域

図 3: における連立不等式を満たす 平面の領域

従って求める条件は

である.

の時

の条件はの軸の位置で場合分けする. の判別式とおく.

である.だからであり,第一式を満たすは存在しないから第二式だけ考えればよく,

である.

次にの条件は

である.

(式18),(式20)をまとめて

である.に注意してについて整理すると

であり,図示すると下図の斜線部のようになる.

$a < 0$ における連立不等式を満たす $(a, \alpha)$ 平面の領域

図 4: における連立不等式を満たす 平面の領域

従って求める条件は

以上 をまとめると

である.

ここで, だから, 係数比較して

である.従って(式25)に代入してを消去すると

である.

さて次に の時を考える. が 次以下だと(イ)(ロ)の両方を同時に満たせず不適なので のもとで考えればよく,(イ)(ロ)から

とおける.すなわちである.

$a=0$ における $f(x) = b(x^2-1)$ と折れ線 $y = 1 - |x|$ の関係

図 5: における と折れ線 の関係

(ハ)の条件を図形的に考えると,が二次関数だから条件は

である. 従っての時は(式27)に吸収できて,最終的に求める条件は

である.特にの条件を図示すると下図の斜線部(境界を含む)である.

$(a,b)$ 平面における条件を満たす領域

図 6: 平面における条件を満たす領域

(2)

(1)で求めたのうちで,与えられた定積分

を最小にするものを考える.

(1)から

とおける.一階微分は

だから,被積分関数は

奇数次項

と展開できるから,(式31)に代入して

となる.

(1)のの動く領域から,が最小になるのはの時のである. この時は

である.

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