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東京大学 前期 2014年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 2014年 第5問 (解答解説)

📝 問題

を0以上の整数とし,数列を次のように定める.

また,素数を1つとり,をで割った余りをとする. ただし,0をで割った余りは0とする.

  1. 自然数に対し,はをで割った余りと一致することを示せ.

  2. ,の場合に,10以下のすべての自然数に対して,を求めよ.

  3. ある2つの相異なる自然数,に対して,

    が成り立ったとする.このとき,が成り立つことを示せ.

  4. にで割り切れる数が現れないとする. このとき,もで割り切れないことを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

与えられた漸化式

について考える.

(1)

合同式の法をとすると(式1)の第二式に第三式を代入して

だから題意は示された.

(2)

だから,である. 以下(式3)を繰り返し用いて

だから,以降のくり返しとなるから,

である.

(3)

題意を背理法で示す.すなわち,と仮定して題意の条件

が成立するかどうかを調べる.

対称性からとしてよい.漸化式(式3)および条件(式6)から

が成り立つ.辺々引き算して

式

である.ここで(式6)より

であり,また仮定のより

である.が素数であることと合わせて(式6)は成立せずに矛盾する. 以上より背理法によりである.

(4)

題意より任意のに対して,

である. さらにこの時,()はの高々個の値しかとらないことから,連続する2項のならびは高々通りしか存在せず,鳩の巣原理から

を満たす異なるがある(とする).

この時(3)からとなり,再び,に(3)を適用して,となる.これをくり返して,より,

となるから,,つまりはで割り切れない.

【別解】

(4)

[解]と同様に,

を満たすについて考える.ここで[解]ではのもののみを考えていたが,あえてを許容することでも証明できるのでやってみよう.

が最小であるものについて考えると,であり,がで割り切れないことから,したがってである.

と仮定すると,が定義され,かつだから,(3)よりとなり,はの最小性に反する.したがってで,

(かつがで割り切れない)だから,はで割り切れない.

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