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東京大学 前期 2014年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 2014年 第4問 (解答解説)

📝 問題

,は実数の定数で,,をみたすとする.関数

を考える.

以下の問いに答えよ. 必要であれば,不等式が すべての実数に対して成り立つことを証明なしに用いてよい.

  1. のとき,であることを示せ.

  2. はをみたす実数とする. 数列の各項 を,

    によって順次定める.であるとき,

    となることを示せ.

  3. であるとき,

    をみたす実数が存在することを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

与えられた関数

について考える.

関数 $y=f(x)$ の様子

図 1: 関数 の様子

(1)

(式1)及びからだから,

が成り立つ.辺々加えて

を得る.

(2)

(1)及びから,帰納的に任意のに対して

である.従って(式1)と合わせて

が成立することに注意する. を上から評価すると

式式

である.両辺絶対値をとってくり返し用いると,

を得る. ここで題意よりだから,(式1)と合わせて

だから(式10)においてとすれば右辺はに収束する. 従って挟み撃ちの定理から

である.よって題意は示された.

(3)

$p < q$ における $y=f(x)$ と $y=x$ の交点(不動点 $x^*$)の存在

図 2: における と の交点(不動点 )の存在

とおくと,かつなるがあることを示せば良い. この区間では(式1)より

であることに注意して,具体的にを計算すると

式

である.この右辺をとおく:

と,一階・2階微分は

となっては単調減少である. さらににおいて

だから区間内では一回符号を変え,なるがに存在する. 従っての増減表は以下のようになる.

表 1: の増減表

補助関数 $y=h(x)$ のグラフと極大値 $h(\alpha) > 0$

図 3: 補助関数 のグラフと極大値

だから増減表より

なるがに存在する.これと

であること,およびが連続であることから,の間でなるが存在する.

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