アーカイブ一覧へ戻る
東京大学 前期 1997年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 1996年 次の年度 1998年
🧭 1997年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答) 第5問 (問題) 第5問 (解答) 第6問 (問題) 第6問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京大学 前期 1997年 第5問 (解答解説)

📝 問題

をを満たす実数とする. 平面で,不等式

の表す領域を軸のまわりに1回転してできる回転体の体積を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

与えられた条件

の元で与えられた領域

を考える.

まずはこの領域の形を考える. とおくと,(式2)は

となる.このような実数が存在するための条件から, の判別式をとして

判別式軸式

である.このもとで(式3)を解いて

であり,領域の概形は下図の斜線部である.

回転領域の概形と高さ $y = \text{const}$ における切断線分(赤太線部)

図 1: 回転領域の概形と高さ における切断線分(赤太線部)

高さ $y$ での切断円環($xz$ 平面)

図 2: 高さ での切断円環( 平面)

求める回転体の体積をとする. この領域は軸に関して対称だから,の部分を回転させた体積がである.高さでの断面は(式7)より半径との円によるドーナツ型の領域で

となる.この積分は半径の四分円の面積だから,に等しい.したがって,(式8)から

である.

【別解】

与式はを,をに変えても不変だから,領域は軸・軸について対称である.そこで,,の範囲で考える.が実数であるための条件から,

である.

,

とおけば,第1象限では

,

であり,その概形は下図のようになる.

第1象限にある部分の概形

図 3: 第1象限にある部分の概形

求める体積をとすると,バームクーヘン積分の公式から

,,

となる.最後の積分は半径の半円の面積だから,に等しい.したがって,

を得る.

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する