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東京大学 前期 1998年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1998年 第5問 (解答解説)

📝 問題

はを満たす実数とする.平面にベクトル

をとり,点,,を

で定める. ただし,は原点で, およびはベクトルの内積を表す. とおく. 数列,がともに収束するの範囲を求めよ. さらに,このようなに対して,極限値

を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

漸化式による点 $P_n \to Q_n \to P_{n+1}$ の射影と変換の様子

図 1: 漸化式による点 の射影と変換の様子

与えられた漸化式

について考える.

簡単のため とおく. また,

とおくと,より

\label{eq:3} である.

(式1)の第一式に(式2)を代入すると

だから,との内積をとって(式2)に注意して

である.よって(式1)での漸化式を立てると

式式

だから,(式3)を代入して成分表示すると

である.さらに(式3)を代入して

および

である. ここで

とすると, (式13),(式17)は

を得る.第二式を第一式に代入して

だからくり返し用いて,

を得る.ここで(式1),(式19)よりは

だから

である.

したがって数列 が収束する条件は,

である. に(式18)を代入して

ここで第三式は第一式の場合に含まれるから

である.

数列 $(x_n, y_n)$ が収束するパラメータ $\theta$ の範囲および収束先の分類

図 2: 数列 が収束するパラメータ の範囲および収束先の分類

収束値は(式23)においてかどうかで異なるので以下場合分けする.

即ち の時

この時は 共に 0 に収束する.

即ち の時

(式23)から となるから, においての値で場合分けして

の時,の時,

である.

以上をまとめて求める極限値は

の時

である.

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