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東京大学 前期 1998年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1998年 第3問 (解答解説)

📝 問題

平面に2つの円

をとり,を軸と,に接する円とする. さらに,に対してを軸と,に接する円でとは異なるものとする. の半径を,と軸の接点をとして,

とおく.

  1. は整数であることを示せ.

  2. も整数で,とは互いに素であることを示せ.

  3. をを満たす正の数として,不等式

    を示し,極限を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

隣接する円 $C_n, C_{n+1}, C_{n+2}$ の配置と三平方の定理による幾何関係($n$ の偶奇による場合分け)

図 1: 隣接する円 の配置と三平方の定理による幾何関係( の偶奇による場合分け)

円 の中心 とする. から への垂足を各 とおく.からへの垂足をとおく. に三平方を用いて,

である. 図から : even の時 , : odd の時 であることより,

である.

(1)

を数学的帰納法で示す. 題意より の時は

より整数だから,以下 での成立を仮定する. (式3)で第一式と第二式を足して第三式を引くと

である. を代入して

である. 両辺に をかけて,

で,仮定より右辺が整数だからでもは整数である.

以上から数学的帰納法により題意は示された. \hfill

(2)

まずの満たす漸化式を求める. (式3)の第一式,第二式の両辺を左辺で割って

である.ここにを代入して

だから,辺々引き算して

である.(式8)を代入してで両辺を割って

である. 初期条件はの時であり,(式13)からである. (式8)よりは同じ漸化式に従い,初期条件はだから

である.よって(1)およびと合わせて,である.

以下 と が互いに素であることを巣学的帰納法で示す. の時 となって成立するので, 以下 での成立を仮定する.

(式8),(式14)より

とが互いに素」「とが互いに素」式「とが互いに素」式「とが互いに素」「とが互いに素」式

となり,最終行は仮定より成立するから とも互いに素である.

以上から数学的帰納法により題意は示された.\hfill

(3)

(式14)およびよりは

となる.

従って(式8)の両辺を でわって,

である. と辺々引き算して

である.ここで(式8),(式20)よりだから,両辺絶対値をとって

なので,とくり返し用いて,

である.より右辺はでに収束するから, はさみうちの定理より

である.

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