東京大学 前期 1993年 第5問 (解答解説) 📝 問題 1と0を5個ならべた列10110をある人が繰返し書き写すとする. ただしこの列をで表し, これの第1回の写しをで表すとき, 第2回目に書き写すときはを書き写す. の写しをとするとき, 第3回目にはを書き写す. 以下同様に続ける. この人が0を1に写しまちがえる確率は であり, 1を0に写しまちがえる確率は であるが, それ以外の写しまちがいはないものとする. 第回目の写しがに一致する確率をとするとき, 極限値を求めよ. ✏️ 解答解説 【解答】 左から 番目の数の での値が と一致する確率を とする. 最初の数列がだから,最初の数がかかに応じて,状態遷移図は以下のようになる. 図 1: ステップ から への状態遷移と一致確率 の漸化関係 従ってに関する漸化式は最初の数に応じて以下のようになる. 最初の数がの時,すなわち の時 では 1 だったから, 回目について 回目で場合分けして を得る. からくり返し用いて 最初の数がの時,すなわち の時 と同様に考えて を得る. からくり返し用いて である. (式5),(式9)から,第回目の書写しでと一致する確率は, の積で である.だから,での極限値は である.