【解答】
曲線 を
だけ平行移動した図形は,
である.
これと との共有点がただ1つある時,まず を消去して,
である.この二次方程式が かつ にただ1つ解を持つ条件を調べる.下図のように,の軸 は常にこの範囲にある.
図 1: 共通定義域(斜線部)と放物線 の軸 の関係
よって唯一つ解を持つ条件はがの頂点に等しい時で
である.
この時 だから である.
(式1)に代入して,
である.
とおくと(式6)が を通ることから,
である.
これをみたす がただ3つ存在する条件を考える.
(式7)の右辺を とおいてについての三次方程式とみなして考える.
である.(式7)がについてつの解を持つには,なる点が区間内に存在しないといけない.
これらを図示すると下図である.
図 2: 帯領域 と停留点直線 の関係
従って,図から が必要で, の正負で場合分けする.
の時
この時のの増減表は以下のようになる.
表 1: における の増減表
したがって,(式7)が に3実解を持つ条件は,
である.
の時
この時のの増減表は以下のようになる.
表 2: における の増減表
したがって,(式7)が に3実解を持つ条件は
である.
の値は以下のようになる.
従って,もとめる領域は下図斜線部 (境界は実線のみ含む)である.
図 3: 条件を満たす点 の存在領域(斜線部).境界は実線部のみ含み白抜きの点は含まない.
【別解】
前半の(式5)を別の方法で導く.
だけ平行移動するとする.
の中点 とする.
の任意の点 の, に関する対称点を とすると,
だから, に代入して
である.
つまり は 上の点である.
したがって, は を中心として点対称である.
よって, の共有点も を中心として点対称だから,
「共有点がただつ共有点が」
となり,
を得る.