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東京大学 前期 1989年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1989年 第3問 (解答解説)

📝 問題

虚部が正の複素数の全体をとする. すなわち,は実数でとする. 以下をに属する複素数とする. を正の実数とし,とおく.

  1. もまたに属することを示せ.

  2. と書き,以下に対して

    とおく. このとき, のすべての元に対してが成立するようなの値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

(,)とおいてを計算すると

.

である.ここで虚部についておよびだから,の虚部は正である.従って,である.

(2)

とおく.からであり,

となる.よっての逆関数は

である.

(1)と同様に,に対し

だから,である.

のとき,にを作用させると

であり,また,にを作用させると

である.

従って,にを5回施して

となり,さらに1回施すと求める条件は

と同値である.

さて,を直接計算して

,

である.(式8)において(式3),(式10)を比較してこれらが任意ので一致する条件を考える.

で分母を払って

が恒等式になれば良い. ここで簡単のため,とおけば,

である.これが恒等式になる必要十分条件は

である.これを解いて

を得る.いずれもを満たすからこれが答えである.

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