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東京大学 前期 1987年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1987年 第3問 (解答解説)

📝 問題

空間内の点を中心とする半径1の球面がある.

上の点が条件,,のもとで上を動くとき, においてに接する平面をとし, が軸,軸,軸と交わる点をそれぞれ,,とする. このような三角形の面積の最小値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

中心$P$,半径$1$の球面$K$と,$Q$における接平面$L$の概要図

図 1: 中心,半径の球面と,における接平面の概要図

球面の方程式はだから,点が上にあることより

が成り立つ. はに垂直で点を通るので,その方程式は

式

となる.

ゆえにから

である.そこで

とおけば

である.よって三角形の面積は

式式

である.

(式5)の値を代入して

だから,以下(式1)の元で最小値を求める.

まずはを固定して考える.からAM-GMを用いて

である.等号成立はの時である. したがってに注意して

式

である.さらにより分母にを用いると

ここで(式1)よりだから左辺はより大きい.よって

だから(式17)に代入してを下から評価すると

である. 等号成立はつまりのときである(). 以上の等号成立条件を(式1)に代入すれば

となる.これは(式1)の全ての条件を満たす. 故に求める最小値は(式23)の(答)である.

【別解】

[解]ではAM-GM不等式を2回用いたが,単純な変数固定で順番に変数を動かす方法でも求められる.最小値以外も求めさせるようなケースではこちらの解法を使うことになるだろう.

[解]同様にを固定すると,のとりうる範囲は

だから,は下図の太線部を動く.

$c$を固定したときの円弧(太線)と双曲線$ab=k$.$T$で接するとき$ab$が最大となる.

図 2: を固定したときの円弧(太線)と双曲線.で接するときが最大となる.

従ってこれとの交点を考えて,はで最大値をとる. 従ってを固定した時の面積の最小値は(式13)から

である.次にをの範囲で動かすと,は以下のようになる.

$1<c<2$における$y=c+\dfrac{2}{c}$のグラフ.両端の白丸は範囲に含まない.

図 3: におけるのグラフ.両端の白丸は範囲に含まない.

従ってだから,を動かした時のの最小値は

である.

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