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東京大学 前期 1987年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1987年 第5問 (解答解説)

📝 問題

を2以上の自然数とする. および を満足する数列およびが与えられている. を並べかえて得られるどのような数列に対しても

が成り立つことを証明せよ.

✏️ 解答解説

【解答】

数学的帰納法により題意の不等式

を示す.

まずの場合を考える. 数列およびと,を並び替えたについて考える.並び替えのパターンとしてはのふた通りである.前者の時は(式1)で等号が成立するので良い.そこで後者の場合を考える. 右辺と左辺の差を計算すると

右辺左辺

より(式1)は成立する. 以上より全ての場合で(式1)が成立する.

そこで次にでの成立を仮定しての場合を考える. 数列が

を満たすとする.の値に応じて場合分けする.

の時

この時はに仮定を適用できるから の(式1)の右辺と左辺の差は

右辺左辺仮定

だから でも(式1)は成立する.

の時

は 以外のある () に等しく, は 以外のある () に等しい. ここで,次のような数列 をかんがえる.

  1. \

  2. \

  3. の時

この時 と において, であり, の時 は をならびかえたものだから 仮定から

が成り立つ.

一方で と を比較すると

である.

(式10),(式16)より

となり, でも(式1)は成立する.

以上より数学的帰納法により任意のについて(式1)が成立する. よって題意は示された.

【別解】

数列 に対し,まず と () を順に比較し, の時に限り と を交換し,交換後の に対し,交換後の の次の項以下について同様の操作を続ける.次に交換後の と () について上と同様の作業をくり返す.この操作が全て終了すると, は となる.

次に各操作において () の時 と を交換後 となったとすると,

だから,

したがって, の操作後の値を とすれば となる.全ての操作がおわった時のことをかんがえて

である.

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