【解答】
円の中心を とおく.また,の境界を与える直線を
とおく.の各領域:
は以下の斜線部である.ただし境界を含む.
図 1: 各領域 (斜線部,いずれも境界を含む)
(1)
与えられた条件は
と書ける.
さて,円の中心がの外側にあるから,円が含まれるのはまたはである.
この領域に円が含まれる条件は,領域の境界の直線と円の中心の距離が円の半径以下であることで
である.がこのどちらかを満たせば良い.
ある実数 に対して小さくない方を と表すと,
求める半径は
である.
を固定して, をうごかして(式5)の後者について考える.
(式3)および は の単調減少関数だから,
である.
従っておよびの通る領域は以下の斜線部である.
図 2: と の関係およびとり得る領域(斜線部)
よって,の動く領域は
である.
(2)
(1)の(式4)と同様に考えると,円がのいずれかに含まれる条件は
のいずれかを満たし,かつ点がそれぞれの領域に含まれる場合である.
そこで の場所を以下のように場合分けする.
この時 は平面全体を表すことに注意する.
また以下境界は全て含むとする.
図 3: 3つの集合 のベン図
が をうごく時
が をうごく時,(式3)より
である.このもとで(式8)を考えれば良い.点がのいずれにも含まれるから,
である.(式9)よりを固定してを動かした時,
だから,を固定してを動かした時のの値はにおいて
である.これを平面に図示すると下図のようになる.
図 4: ()における のとり得る領域(斜線部)
従ってのとりうる領域は
である.
が をうごく時
が をうごく時,のとりうる領域は(式3)より
である.
この時に(式8)においてまたはの時の条件を考えれば良いから
であり,のグラフは下図のようになる.
図 5: ()における のとり得る領域(斜線部)
従ってのとりうる領域は
である.
が をうごく時
が をうごく時,のとりうる領域は
である.
この時に(式8)においてまたはの時の条件を考えれば良いから
である.(式13)よりこの大小関係は
である.よってを固定してを動かした時ののとりうる範囲は
である.これを図示してのグラフは下図のようになる.
図 6: ()における のとり得る領域(斜線部,)
従ってのとりうる領域は
である.
が をうごく時
図 7: における点 の動く領域 (斜線部,境界を含む)
が をうごく時,のとりうる領域は
である.
この時に(式8)での条件のみ考えれば良いから
である.従って求めるの領域は
である.
が をうごく時
図 8: における点 の動く領域 (斜線部,境界を含む)
がを動く時,のとりうる領域は
である.よってである.
この時に(式8)での条件のみ考えれば良いから
である.
が をうごく時
図 9: における点 の動く領域 (第3象限,斜線部,境界を含む)
が をうごく時,のとりうる領域は
である.
この時に(式8)での条件のみ考えれば良いから
である.
以上 の場合分けから
である.