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東京大学 前期 1974年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1974年 第6問 (解答解説)

📝 問題

あるスポーツにおいて,,二チームが試合をして,さきに三回勝った方を優勝とする. 一回の試合でが勝つ確率を,が勝つ確率を とする. このとき,が優勝する確率を,が優勝する確率をとし, また,優勝チームがきまるまでの試合数をとして,次の問に答えよ.

  1. のとき,ととはどちらが大きいか.

  2. を最大にするの値を求めよ.

  3. の期待値を最大にするの値およびそのときのの期待値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

$A$ が先に3勝して優勝する3通りの試合経過(最終戦は必ず $A$ の勝利)

図 1: が先に3勝して優勝する3通りの試合経過(最終戦は必ず の勝利)

題意よりが優勝する場合は以下のいずれかである.

の連勝の勝敗の勝敗

従ってが優勝する確率は

である.同様に対称性からが優勝する確率は

である.(式4),(式6)をまとめて

である.

(1)

のとき,に注意して,

式

である.から,

だから,すなわち

である.(答)

(2)

前問の過程から,を最大にするを求めればよい. (式12)をで微分して

だから,に注意して

だからこれを

とおくと,これはの範囲にあるので,の増減表は以下のようになる.

極小極大

表 1: における の増減表

従って を最大にするのはまたはである. (式12)から

であり,またの時であって,

だからが従う.

以上からなので求めるの値は

である.(答)

(3)

試合数は回のいずれかであって,それぞれ, が勝つ場合の両方があるから

試合数回試合数回試合数回

である.従っての期待値をとすると:

となる.に注意して とおいて変形すると

である.

$0<p<1$ における $t=p(1-p)$ のグラフ($p=\dfrac{1}{2}$ で最大値 $t=\dfrac{1}{4}$)

図 2: における のグラフ( で最大値 )

はの範囲で正であり, この範囲ではについて単調増加である. またAM-GMから

等号成立は

であるから,はで最大値をとる.(答)

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