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東京大学 前期 1974年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1974年 第3問 (解答解説)

📝 問題

下の図は線分 の投影図で,その各部の寸法は図に記入してある通りである.

この線分の上端 を通り, となす角が , 平画面に対する傾きが であるような直線の,平画面上の跡を とする. 点 の平面図 を原点とし, を 軸, を 軸として,点 の座標を求めよ.

図 1

図 1

✏️ 解答解説

【解答】

3次元空間における線分 $AB$ と平画面($xy$ 平面)上の跡 $C$

図 1: 3次元空間における線分 と平画面( 平面)上の跡

題意よりであり,は平面上にあるからとおく. すると

となる.

題意より から

だから,(式1)の座標を代入して

である.

次に題意より だから,

である.(式1)を代入して

である.(式3)に代入して

だから求める座標は

である.

【解説】

本問で用いられている図や用語は,**画法幾何学(図法幾何学,モンジュの正投影図法)**に基づくものである.

  1. {\bf 平画面・立画面・基線:} 空間内に互いに直交する水平な平面(平画面)と鉛直な平面(立画面)をとり,その交線を基線 とする.空間内の点 から平画面に下ろした垂線の足を平面図 ,立画面に下ろした垂線の足を立面図 と呼び,立画面を基線 のまわりに 回転して平画面と同一平面上に展開したものが問題の投影図である.

  2. {\bf 投影図の寸法と3次元座標の対応:} 展開図において,基線 から立面図 までの距離は「点 の平画面からの高さ( 座標)」を表し,基線 から平面図 までの距離は「点 の立画面からの奥行」を表す.

    1. 点 の立面図 は基線 上にあるため,点 の平画面からの高さは であり, は平画面上の点 と一致する().

    2. 点 の平面図 (解答中の )は から 方向( 軸方向)に距離 の位置にあり,立面図 は基線 から高さ の位置にあるため,点 は平画面上の点 から真上に高さ だけ上がった点となる.

  3. {\bf 平画面上の跡(あと):} 空間内の直線が平画面()と交わる点を,その直線の「平画面上の跡」という.また「平画面に対する傾きが 」とは,直線 とその平画面への正射影 のなす角が (,すなわち鉛直垂線 とのなす角が )であることを意味する.

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