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京都大学 前期 1999年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1999年 第4問 (解答解説)

📝 問題

複素平面上で,の頂点を表す複素数を,,とする. ,,が次の3条件を満たすとする.

  1. 1. は辺の長さの正三角形である

  2. 2. 

  3. 3. は絶対値1で,虚数部分は正

このとき,次の問に答えよ.

  1. とおいて,とをを使って表せ.

  2. ,,の偏角を求めよ. ただしとする.

✏️ 解答解説

【解答】

与えられた条件

について考える.

(1)

重心を$G=1$とする正三角形の2つの向き($B,C$の入れ替え)

図 1: 重心をとする正三角形の2つの向き(の入れ替え)

の重心を としてこれを表す複素数を とすると(式1)から,

だから,はを中心とする半径の円周上にある. の位置関係に応じて, は, を 回転させた複素数で, とおくと, から

より

複号同順

である.

(2)

(式2)にを代入すると

だから,とおける.

(式4)をに代入して

だから,

に注意してを(式6)に代入すると

を得る.係数部分をさらに変形すると積和の公式から

であり, として倍角公式を使うと

係数

となる.さらに三倍角の公式から

係数

となる.これを(式10)に代入して

を得る.これを(式1)に代入して

だから,絶対値を外して

となる.題意の条件

と(1)から

として良いから,(式18)の解は

である.この時(式16)に代入すると

だから,このうち(式1)の第4式の条件を満たすのは前者,つまり

の時である.

中心 $1$,半径 $1$ の円周上の3点 $A(\alpha), B(\beta), C(\gamma)$ と角 $\theta = \dfrac{2\pi}{9}$

図 2: 中心 ,半径 の円周上の3点 と角

この時(式19)および(1)から,

となり,

である.

【別解】

(2)

$z^3$が乗る2つの円と,虚部が正の交点

図 3: が乗る2つの円と,虚部が正の交点

のまま変形していく手段もある. に (1)の(式4)を代入し計算すると

だから,両辺絶対値をとって

となる. として(2)で使った関係式より

となる.以下は[解答]と全く同様に解ける.

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