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京都大学 前期 1996年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1996年 第5問 (解答解説)

📝 問題

平面上の正三角形を考える. の重心は原点にあり,ベクトルの長さは1とする. の内部または辺上の点に対し, 3頂点,,から1点を等確率で選び, この頂点との中点をとする. 次に点に対して同様の操作を行い得られた点をとし, 以下この操作を繰り返して, 点を作る. ベクトルの長さの2乗の期待値をとおく.

  1. をベクトルの長さを用いて表せ.

  2. 選んだ頂点がのとき, ベクトルをベクトルと,, を用いて表せ.

  3. が原点のときを求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

正三角形 $\triangle ABC$(一辺 $\sqrt{3}$,外接円半径 $1$)と点 $P_1$

図 1: 正三角形 (一辺 ,外接円半径 )と点

一回目に選んだ頂点 とすると,題意より

であり,両辺二乗して

だから,として期待値を計算すれば

である.

(2)

点に対してを始点とする位置ベクトルを小文字で と表す. 題意から,

だからくり返し用いて,

である.

(3)

の時(式9)より

だから, を, となるよう定めると,

である.ここで に対して,が一辺の正三角形だから

だから の期待値 は

である.

従って(式14)の第二項 の期待値 は,

だから(式14)より求める期待値は

である.

【別解】

(3)

(1)より である. ここで の時,

であり,題意より

を(式19)に代入して

だから,初項と合わせて

である.

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