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京都大学 前期 1980年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1980年 第5問 (解答解説)

📝 問題

互いに異なる個の実数の集合が次の性質をもつという.

「から相異なる要素,をとれば,の少くとも一方は必ずに属する」

このとき,

  1. 次の二つのうちのいずれか一方が成り立つことを示せ.

  2. の順序を適当に変えれば等差数列になることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

を小さい順にならびかえた数列 とする.

(i)

の正負により場合分けする. の時は, が単調増加であることから (イ) が成立する.そこで, の時,(ロ) が成立することを示す.

題意を背理法で示す. と仮定する. すると をみたす が存在する.

この時, と をとりだしてきて, 又は のいずれかが の要素だが, より

となり,いずれもの範囲に入らない.これは が単調増加でが最小,が最大であることに反して矛盾する.以上から となり,したがって (ロ) が成立する.

以上から題意は示された.

(ii)

(ロ)が成り立つ時,全ての要素を倍すれば(イ)のケースに帰着するから,(イ)の場合で証明すれば良い.この時, の全要素が 以上だから, をとってきた時 (), は の要素となりえず, が の要素となる. したがって

個

が全て の要素となる.

の時

(式3)から

となり,

となるから,順に

となり,たしかに数列 は初項 ,公差 の等差数列である.

の時

だから(式3)と同じようにして

が全て の要素で,

となり, の時 , だから は初項 ,公差 の等差数列である.

以上からいずれの場合も は等差数列である. は をならびかえたものだから題意は示された.

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