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京都大学 前期 1976年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1976年 第5問 (解答解説)

📝 問題

関数で2つの条件(イ)は微分可能(ロ)のとき,のときをみたすものがある.

  1. (i) 微分可能な関数と正数が与えられたとき, 上の関数を用いて,次の条件(ハ),(ニ)をみたす微分可能な関数を作れ.

    1. (ハ) 

    2. (ニ) のとき

  2. (ii) 関数の例を1つ作り,その関数が(イ)をみたしていることを確めよ. ただし,関数が微分可能であるとは,すべてのの値においてその微分係数が存在することである.

✏️ 解答解説

【解答】

題意より が存在して の時 , の時 だから, の概形は下図のようになる.

滑らかな関数 $f$

図 1: 滑らかな関数

(i)

$g(x)$ と,原点付近だけを変形した $h(x)$ の概形.

図 2: と,原点付近だけを変形した の概形.

が条件 (イ), (ニ) を満たすことを示す. まず (ロ) から となって (ハ) を満たす.次に (ニ) について,

  1. の時 から \

  2. の時 から

となって (ニ) も満たす. また 共に微分可能だから も では微分可能である. では (イ) から だから左右極限は

となって左右極限が一致し, でも は微分可能である.以上からこの は題意を満たす.

(ii)

条件 (ロ) を満たす微分可能な関数 $f(x)$ の概形.

図 3: 条件 (ロ) を満たす微分可能な関数 の概形.

(ロ)を満たす関数

が (イ) を満たすことをしめす. この関数は全区間で連続であり, では微分可能であるから,での微分可能性を示せば良い.

簡単のため

とおくと, だから

から, は でも微分可能である. 以上から(イ)は示された.

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