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京都大学 前期 1976年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1976年 第2問 (解答解説)

📝 問題

1つの平面内にある,いくつかの0でないベクトルからなる集合が条件

“,がのベクトルであれば は整数である”

をみたしているという. ただし,等はベクトルの内積をあらわす.

  1. (i) の2つのベクトルの間の角は, ,,,,およびこれらの補角のうちの1つであることを示せ.

  2. (ii) (i)において,角が,,の場合には, 2つのベクトルの長さの比はどうなるか.

  3. (iii) の角をなすベクトル,を含み, 12個のベクトルからなる集合の例を図示し,各ベクトルを,であらわせ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

のベクトル のなす角を とすると (), 条件から

である. を逆にした

も成り立つ.これらの辺々かけあわせて

である. だから,(式3)がみたされるのは

の時である.よって題意は示された.

(2)

二つのベクトルの成す角の時を個別に考える.

の時

を(式1),(式2)に代入して

とおける. 辺々かけあわせて より だが,このうち

を満たすのはの時で求めるベクトルの大きさの比率は

である.

の時

を(式1),(式2)に代入して

と置ける.辺々かけて より である.これらは

を満たすから,求めるベクトルの大きさの比率は

である.

の時

を(式1),(式2)に代入して

と置ける.辺々かけて よりである.これらは

を満たすから,求めるベクトルの大きさの比率は

である.

以上をまとめて,ベクトルの比は

の時の時の時

である.

(3)

長さ $1$ と $\sqrt{3}$ のベクトルが $30^\circ$ ごとに並ぶ集合 $S$

図 1: 長さ と のベクトルが ごとに並ぶ集合

成す角の時は(2)よりベクトルの比率がだから

と置ける.からごとに回転したベクトルの集合

を考えると,これらは合計個のベクトルの集合であり,ここから二つ選んだ時の成す角はである. の時の2ベクトルの長さ比は (2)の の場合に等しく, の時は任意であることから題意の条件を満たす.

これらを で表すと, から反時計回りに順に

である.

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