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京都大学 前期 1974年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1974年 第5問 (解答解説)

📝 問題

正の定数,に対し,不等式を考え, 次の問いに答えよ.

  1. (イ) ,かつ,ともに整数であって, この不等式をみたすような,の組は有限個しか存在しないことを証明せよ.

  2. (ロ) ,,であるときは, 上の不等式をみたす整数,の組はをみたすことを証明せよ.

  3. (ハ) (ロ)の場合の,の組のうち,が最も大きいものを求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

与えられた不等式

について,簡単のため

とおいて,

について考える. はより について単調減少であり,だから のグラフは以下のようになる.

$y=f(m)$ の単調減少性と $y=1$ との交差関係.$m \ge m_0+1$ では $f(m)<1$ となる.

図 1: の単調減少性と との交差関係. では となる.

(イ)

(式3)はの単調減少性より

となるから,の値に応じて場合分けする.

つまり の時

この時(式3)は

となり, これが解を持つとすると と の間に整数が存在することになり矛盾する. よってこの時不等式(式3)は解なしである.

つまり の時

この時,の単調減少性とから,

をみたす が存在する. の時は と同じく不等式(式3)は解なしである. したがって解答があるのは の時である.この時,

をみたす は 個であるから, 全ての に が で2つずつ対応していたとしても, は 個である. 以上から, 解は多くとも

であり, これは有限の値をとる.

以上 から題意は示された.

(ロ)

(式3)にを代入すると

である.は単調減少だから,において

である.よって(式9)を満たすは

に限られる. で考えると だから適するものは に限られる. よって題意は示された.

(ハ)

なるが解ならばも解だから,で考えれば良い. この時(ロ)から解は である. つまり が最大の時 が最大であるから最大となるを求める.

まず が解であるには(式9)よりが必要で,

が必要である. これを解いて では

となる.この時は

であり, から , から なので, (式15)の両辺平方根をとって, から

である.従って をみたす があればこれが求める値で, を解いて計算すると が求める最大値である.

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