【解答】
与えられた不等式
について,簡単のため
とおいて,
について考える.
はより について単調減少であり,だから
のグラフは以下のようになる.
図 1: の単調減少性と との交差関係. では となる.
(イ)
(式3)はの単調減少性より
となるから,の値に応じて場合分けする.
つまり の時
この時(式3)は
となり, これが解を持つとすると と の間に整数が存在することになり矛盾する.
よってこの時不等式(式3)は解なしである.
つまり の時
この時,の単調減少性とから,
をみたす が存在する.
の時は と同じく不等式(式3)は解なしである.
したがって解答があるのは の時である.この時,
をみたす は 個であるから, 全ての に が で2つずつ対応していたとしても, は 個である. 以上から, 解は多くとも
であり, これは有限の値をとる.
以上 から題意は示された.
(ロ)
(式3)にを代入すると
である.は単調減少だから,において
である.よって(式9)を満たすは
に限られる. で考えると だから適するものは に限られる.
よって題意は示された.
(ハ)
なるが解ならばも解だから,で考えれば良い.
この時(ロ)から解は である.
つまり が最大の時 が最大であるから最大となるを求める.
まず が解であるには(式9)よりが必要で,
が必要である. これを解いて では
となる.この時は
であり, から ,
から なので,
(式15)の両辺平方根をとって, から
である.従って をみたす があればこれが求める値で,
を解いて計算すると が求める最大値である.