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京都大学 前期 1967年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1967年 第4問 (解答解説)

📝 問題

次の□の中に適当な数または式を入れよ. また(イ)〜(ホ)の「 」で囲まれた文章の理由を, 最後の(イ)〜(ホ)の解答のところで述べよ.

方程式 

をみたす整数の組を求めることを考える. (以下この方程式の整数解を単に解と略称する.)

準備のために次のことを確かめておく.

  1. (イ) 「,,,が整数であって, ならば,,である」

    次にが解であれば,,,も解であることは, 方程式(1)により明らかであるから, が共に負でない解を求めることが基本的である. それでそのような解を求める手段として

    (,は負でない整数,)とおく. そうすると(イ)によって,

    ,,,である.

    一方,と, となどを比較することによって,一般に

    であることがわかる.

    (2)と(4)と,とを使って,

    となるから,(2)で定まるは方程式(1)の解であることがわかる. とくに,,の一方が0となるような負でない解は,明かに,で, それは(3)のに外ならない.

    次にととの関係を求めてみる.

    ゆえに,,

    したがってから出発して, 負でない解,,,,を 順次求めて行くことができる. しかもである.

    以上のことで負でない解を多数みつけたのであるが, これらで負でない解が尽くされているかどうかを次に吟味する.

    いま任意の正の解,をとると,

  2. (ロ) 「,とおくとき,も解である」

  3. (ハ) 「そして,である」

  4. (ニ) 「それで,任意の正の解から出発して, (ロ)におけるを求める操作を順次行なうことによって, (3)に示す負でない解に達する」

  5. (ホ) 「したがって,任意の負でない解は式(2)によって定まる のどれか1つである.」

✏️ 解答解説

【解答】

まず数字の穴埋めをし,その後(イ)から(ホ)の証明を行う.

数字の穴埋め

題意の式

においてとすると

である.

次に漸化式について

だから,

である.

(イ)の証明

与えられた条件

を変形すると

である.以下題意を背理法で示す. もし と仮定すると,

だが,左辺は有理数,右辺は無理数となって矛盾する. よって背理法より で, この時 が従う. よって示された.

(ロ)の証明

とおく.が

を満たす時にもこれを満たすことを示せば良い. を計算すると

だから題意は示された.

(ハ)

に対して与えられた不等式

を示す.両者を代入して

を示せば良い.より両辺二乗してを代入して

である.ここで,の時はからとなってに反して矛盾する. よってであり,この不等式は成立する.よって示された.

(ニ)

任意の正の解 から出発して(ロ)におけるをとする. このような操作を順次行って,これを, とすると,(ハ)より

となる.仮になるがないとすると任意のに対してとなり,が有限であることに反して矛盾である.よってなるがあり,このときよりである.よって題意は示された.

(ホ)

(ニ)から,任意の解から出発して

の操作を繰り返すことでに辿り着くから,を用いて

と書ける.よって題意は示された.

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