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京都大学 前期 1963年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1963年 第2問 (解答解説)

📝 問題

とにおいて,とし,それぞれの外接円の半径は等しく,また内接円の半径も等しいとする. そのとき2つの三角形は合同になるか,理由をつけて答えよ.

✏️ 解答解説

【解答】

二つの三角形の内心と垂線の足 $H_{ab},H_{bc},H_{ca}$ および半角 $\alpha,\beta,\gamma$,$\alpha',\beta',\gamma'$

図 1: 二つの三角形の内心と垂線の足 および半角 ,

の内接円の半径 , 外接円の半径 とおく. において内心 とし,図のように角度を

とおく. また内心から辺に下ろした垂線の足をとおく.

全く同様に において内心 とし,図のように角度を

とプライムをつけて表す.,すなわち ならば と は合同である.

まずについて考える. 辺の長さは

だから正弦定理から

となる.整理して

であり,(式1)より だから

である.全く同様に について

が成り立つ.(式9),(式10)が成り立つ時に が成り立つかを調べる.(式1)よりなどを代入して

だから,

とおくと,

である. そこでのとりうる値を考える.もし,異なる2組の に対し が同じ値をとるなら, と は合同とは限らない.

積和の公式から

である.

$0<y<\dfrac{\pi}{2}$ を固定したときの $y < 2x+y < \pi-y$ の単位円周上の範囲と $\sin y < \sin(2x+y) \le 1$

図 2: を固定したときの の単位円周上の範囲と

まず を固定して考える. から , に注意してなるが必ずあるから

となる.

次に とおいて, をうごかすことにより のとりうる領域は図の色付き部分である(境界は,斜線部のみ含む).

$t=\sin y$ に対する $S=f(x,y)$ の値域と直線 $S=\dfrac{r}{4R}$ の共有点

図 3: に対する の値域と直線 の共有点

特に境界においてはよりtに対してyが一つ対応し,それに応じてからが一意に定まる.特にの時はが唯一対応する.

従ってこの領域との交点を考えて,

の時,合同とは限らないの時,合同

である.

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