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京都大学 後期 1995年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 後期 1995年 第5問 (解答解説)

📝 問題

との2人が次のようなゲームを行う.を自然数とし,はそれぞれと書かれた枚の札を持っている.はそれぞれと書かれた枚の札を持っているとする.第1回目にがの持札から1枚の札をとり,もし番号が一致する札があればその2枚の札をその場に捨てる.番号が一致しない札はそのまま持ち続ける.次にに持ち札があればがの持ち札から枚の札をとり,と同じことをする.こうして先に札のなくなった方を勝とする.が勝つ確率を,が勝つ確率をとする.ただし相手の札を撮る時,どの札も等しい確率で撮るものとする.

  1. ,,,を求めよ.

  2. ,,であることを示せ.

  3. を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

の時

$n=1$でBが引いた時,勝ちになるパターンはBが$1$を引くこと

図 1: でBが引いた時,勝ちになるパターンはBがを引くこと

$n=1$でBが引いた時,勝ちにならないパターンはBが$0$を引くこと.
    この時,次にAがBから引くので状況は対称的になる.

図 2: でBが引いた時,勝ちにならないパターンはBがを引くこと. この時,次にAがBから引くので状況は対称的になる.

まずの時,最初Aはを,Bはを持っている. 最初にBがを引いた場合はBの勝ちである.これは確率である. 一方最初にBがを引いた場合,AとBを入れ替えて最初の状況に戻る. 従って,

が成立する.これを解いて

が求める答えである.(答)

の時

$n=2$でBが引いた時,勝ちになるパターンはBが$1$または$2$を引くこと

図 3: でBが引いた時,勝ちになるパターンはBがまたはを引くこと

$n=2$でBが$0$を引いた時,AとBが入れ替わって最初の状態に戻る.

図 4: でBがを引いた時,AとBが入れ替わって最初の状態に戻る.

の時,まずBがを確率でひくと,AとBが入れ替わった状態で最初の状況に戻る. 次にBがかを確率で引くと,Bがカード枚,Aがカード枚になり,次のターンでAがBのカードを引いて,Bの勝ちとなる. 従って,

となる.(答)

(2)

の時, ゲームの進行は下図のようになる.

最初にBが$0$を引いた場合,AとBを入れ替えて最初の状況に戻る

図 5: 最初にBがを引いた場合,AとBを入れ替えて最初の状況に戻る

最初にBが$0$以外を引いた場合,Bは一枚カードを捨てられる.
    次のAのターンでも確実にAがカードを捨て,Aが$n-2$枚,Bが$n-1$枚のカードを持った状態になる.

図 6: 最初にBが以外を引いた場合,Bは一枚カードを捨てられる. 次のAのターンでも確実にAがカードを捨て,Aが枚,Bが枚のカードを持った状態になる.

すなわち,Bが確率でをひくと,AとBが入れ替わってゲームの開始時点に戻る. Bが確率で他のカードを引くとBはそのカードを捨てられる.次のターンでAも確実にカードを1枚捨てられ, その時Aが枚,Bが枚カードを持った状態である.

したがって漸化式は

となる.

まず, 「」を数学的帰納法で示す. では(1)から成立するので,での成立を仮定すると (式6)でとして両辺足し算すると

だからでも成立する. 以上から数学的帰納法により,全ての自然数についてであることが示された.

従って,(式6)の一式目からを消去すると

という漸化式を得る.よって題意は示された.(答)

(3)

新しく

とおいて(2)の漸化式に代入すると

である. 初期条件は(1)より

となるから,漸化式を解いて

である. (式12)より,

となる.これを書き直して

が求める一般項である.(答)

【解説】

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