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京都大学 後期 1994年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 後期 1994年 第5問 (解答解説)

📝 問題

実数はを満たすとする.半径の円の周上に2点,を,孤の長さがになるようにとる.点が孤上をからまで動くとき,弦が動いて通過する部分の面積をとする.

が変化するとき,面積の最大値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

座標平面上の半径$r$の円と点P,Qの様子

図 1: 座標平面上の半径の円と点P,Qの様子

座標平面で原点Oを中心とする半径の円を置く. Pとして考えて良い. 線分OPから線分OQに向かう角度をとおく. 弧PQの長さがだから,

を満たす.ここで題意よりだから,

が成り立っていることに注意する.

の値によって場合分けしてを考える.

**1 の時 (①から) **

は図2の斜線部の面積に等しく,

扇形

となる.

$0<\theta \le \pi$の時の領域の様子

図 2: の時の領域の様子

2 の時

は図3の斜線部の面積に等しく,

扇形

となる.

$\pi \le \theta < 2 \pi$の時の領域の様子

図 3: の時の領域の様子

以上から,全ての場合で

と書ける. (式1)を代入して変数をに取り替えると

である.この(式2)での最大値を求めれば良い. 一階微分は

ここで,を代入するとであり,それ以外の時は

となり,これはで正,で負だから, の増減表は表1のようになる.

表 1: の増減表

よってはで最大値をとり,その最大値は

である.(答)

【解説】

解答中では半角,倍角公式をうまく使っての正負を判定したが, 普通にもう一度微分することでも増減表を求められる. 計算量はこちらの方が多くなるが,一般的な方法でテクニックが不要なので採用しやすいだろう. の式において,正負は分子

の正負と等しい.そこでの一階,二階微分からの正負を求める.

より,まずの増減表は表2となる.

||

表 2: の増減表

増減表より,でをみたすが唯一つある. 従っての増減表は表3となる.ただし,に注意する.

表 3: の増減表

従って,はで正,で負であり,解答中の増減表に一致する.

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