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東京大学 前期 1999年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1999年 第1問 (解答解説)

📝 問題
  1. 一般角に対して,の定義を述べよ.

  2. (1)で述べた定義にもとづき,一般角,に対して

    を証明せよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

座標平面上で, 軸の正の部分 (原点 を端点とする半直線) を始線とし,一般角 に対する動径上で からの距離 の点 の座標を とする.そこで と定義する.

(2)

正規直交基底を $\alpha$ 回転した直交基底 $\vec{p}, \vec{q}$ と動径ベクトル $\vec{t}_{\alpha+\beta}$

図 1: 正規直交基底を 回転した直交基底 と動径ベクトル

2次元ベクトル とおく. 正規直交基底 を だけ回転した直交基底 を考える.つまり,

はをだけ回転したベクトルはをだけ回転したベクトル

とする.

(1)から,の成分は

と書ける.ただし は 軸を 軸とみなすことで得られる. 次に を考える.これは

と書ける.

一方で 座標からみれば であるから

とも書ける.

(式4),(式5)で成分比較して

を得る. \hfill

【別解】

(2)

先にの基本的な性質を証明する.

  1. (I) 

    点 は点 と 軸対称だから示される.

  2. (II) 

    点 は点 と 対称だから示される.

さて として考える.下図で である.

線分 $AP$ を原点まわりに $-\beta$ 回転させた線分 $QR$ と等長性 $|AP| = |QR|$

図 2: 線分 を原点まわりに 回転させた線分 と等長性

に注意して,

である.

一方右上図で であるから,を計算すると

である.

線分 を原点まわりに回転すると,線分 に重なるので,

である.(式8),(式10),(式11)から

である.

したがって,

である.

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