アーカイブ一覧へ戻る
東京大学 前期 1986年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 1985年 次の年度 1987年
🧭 1986年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答) 第5問 (問題) 第5問 (解答) 第6問 (問題) 第6問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京大学 前期 1986年 第4問 (解答解説)

📝 問題

二次方程式の係数,,が,それぞれ次の範囲を動くものとする.

  1. このとき, を座標とする点の動く範囲を定め,図示せよ.

  2. 上の二次方程式の二つの解のうち,大きい方をとする. ,,が上の範囲を動くときの,の最大値,最小値を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

まず を固定する. だから,の動く範囲は

である.これを平面に図示すると下図のような長方形の内部及び周になる. 各点の座標は

である.

固定された $a > 0$ に対する $(u,v)$ 平面上の長方形領域 $ABCD$

図 1: 固定された に対する 平面上の長方形領域

次に の範囲で を動かす.長方形の頂点 はそれぞれ

を動くので,動く範囲は下図斜線部 (境界含む)である.

$0.9 \le a \le 1.1$ で $a$ を動かしたときの $(u,v)$ 平面上の存在領域(境界含む斜線部)

図 2: で を動かしたときの 平面上の存在領域(境界含む斜線部)

(2)

まず の存在条件からの判別式が 0 以上だから

である.

$(u,v)$ の存在領域と判別式条件 $u^2 - v \ge 0$

図 3: の存在領域と判別式条件

上図から,(1)で求めた領域を が動く時,(式5)は常に満たされる.

そこで具体的にを計算すると二次関数の解の公式から

である.

ここで(1) で求めた領域は式にすると,

の時,の時,

である.を固定したとき(式6)ではの単調減少関数だから(式7)の上端・下端でその最大・最小値をとる.すなわち

の時,の時,

である.

$u$ に対する $z$ の最大値・最小値のグラフ

図 4: に対する の最大値・最小値のグラフ

次に を動かす.(式8)はいずれもの範囲では単調増加で,かつで連続であるから,が最小値をとるのはの時,最大値をとるのはの時で,それぞれ値は

である.

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する