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東京大学 前期 1984年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1984年 第6問 (解答解説)

📝 問題

平面において, 不等式の表す領域をとし, 不等式の表す領域をとする.

このとき,次の条件(*)を満たす点全体の集合を求め,これを図示せよ.

  1. (*) に関してと対称な領域をとするとき,

    が同時に成り立つ. ただし,は空集合を表すものとする.

✏️ 解答解説

【解答】

の領域は

である.とのグラフは下図のようになる.

領域 $D:x^2\le y$(斜線)と $E:(x-4)^2\le y$(斜線)

図 1: 領域 (斜線)と (斜線)

ついで の領域について考える. をに関して対称移動すると,

にうつるから,

となる.

さて,簡単のため題意の条件を

とおく. まずが成り立たないといけないから および が共有点を持つ. さらにからつの曲線全ての共有点は存在しない.よって題意のの条件は

  1. とがに共有点を持つ.

  2. とがに共有点を持つ.

すなわち

  1. がのみに実解を持つ.

  2. がのみに実解を持つ.

である.

$D,E,U$ の位置関係(代表例 $a=1,b=\dfrac{3}{2}$).$D,E$ は斜線,$U$ は灰色で示す.$U$ の境界 $y=f(x)$ は $D$ と $x<2$ で,$E$ と $2<x$ でのみ交わる

図 2: の位置関係(代表例 ). は斜線, は灰色で示す. の境界 は と で, と でのみ交わる

がのみに実解を持つ

$y=g(x)$ の概形(代表例).頂点の $x$ 座標 $a<2$ かつ $g(2)>0$ のとき,$2$ 解はともに $x<2$ の範囲にある

図 3: の概形(代表例).頂点の 座標 かつ のとき, 解はともに の範囲にある

を整理して

の左辺とおき,判別式をとおく. がにのみ実解をもつ条件は,

軸端

である.

がのみに実解を持つ

$y=h(x)$ の概形(代表例).頂点の $x$ 座標 $2+a>2$ かつ $h(2)>0$ のとき,$2$ 解はともに $2<x$ の範囲にある

図 4: の概形(代表例).頂点の 座標 かつ のとき, 解はともに の範囲にある

を整理して

の左辺とおき,判別式をとおく. がにのみ実解をもつ条件は,

軸端

である.

以上をまとめて(式10)かつ(式14)が求める条件で, 図示すると下図斜線部である.境界は実線のみ含む.

よって領域は以下の通りである.(答)

$(a,b)$ 平面における求める領域(灰色部).下側境界(実線)は含み,上側境界 $b=2(a-1)^2+2$(破線)と両端点 $(0,4),(2,4)$ は含まない

図 5: 平面における求める領域(灰色部).下側境界(実線)は含み,上側境界 (破線)と両端点 は含まない

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