アーカイブ一覧へ戻る
東京大学 前期 1984年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 1983年 次の年度 1985年
🧭 1984年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答) 第5問 (問題) 第5問 (解答) 第6問 (問題) 第6問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京大学 前期 1984年 第3問 (解答解説)

📝 問題

2以上の自然数に対してとおく. このとき,次のことを証明せよ.

  1. 次多項式がで割り切れるためには, が定数を用いての形に 表されることが必要十分である.

  2. 次多項式がで割り切れるためには, が関係式をみたす定数を用いて の形に 表されることが必要十分である.

✏️ 解答解説

【解答】

与えられた関数

について考える. をで割っていくことを考えれば 任意の 次多項式 は,実数を用いて

とおける.

(1)

が で割り切れるには, が必要十分であるが, (式1)から を(式2)に代入してこの条件は

である.よって(式2)に代入して

と書ける.よって必要性は示された.

次にが(式4)と書ける時,となるからはで割り切れて十分である.以上から題意は示された.

(2)

が で割り切れるには, が必要十分である.(式1)より だから (式2)に代入して

だから,たしかに () を書けることが必要である.逆に,このように書ける時,(1)と同様にして十分である.以上から題意は示された.

【別解】

少し本解とは異なる方向性の証明を(1),(2)で示す.

(1)

まずは十分性について考える.(式1)ををベースに展開すると,二項定理より

である.従っては以上の項しか持たないから で割り切れる. よって十分である.

次に必要性について,数学的帰納法で証明する. の時は自明である. の時に題意が真だと仮定して,について考える. 次の は 次以下の整式 として

と表せる.この時, が共に で割り切れるので, もで割り切れる.よって仮定から

と表せるのででも成立する.よって数学的帰納法により示された.

(2)

(1)とほぼ同じなので十分性についてだけ考える. (式8)をの展開式に代入して

だから,これを でわったあまりは,の時の項だけが残って

である.これがであるので

だから,十分性は示された.

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する