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東京大学 前期 1983年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1983年 第3問 (解答解説)

📝 問題

平面上に点 を中心とする半径1の円 がある. また,この平面上の と異なる点 を通って直線 と垂直な空間直線 があり, 平面とのなす角が である. このとき,円 と直線 の間の最短距離を,2点 , 間の距離 で表せ.

図 1

図 1

✏️ 解答解説

【解答】

円を含む平面を平面とし,を原点,()とする.直線は軸方向だから,はと直交し平面とをなす直線として,方向ベクトル がとれる.

円 $C$,点 $A$ を通り直線 $OA$ と直交し $xy$ 平面と $45^\circ$ をなす直線 $l$

図 1: 円 ,点 を通り直線 と直交し 平面と をなす直線

上の点をパラメータを用いて

とする.対称性から以下として考える. また実数を用いて上の点はと表せる.

このときは

である.まずを固定してを動かした時の最小値を考える. だから,コーシー・シュワルツの不等式より

であり,等号はのときに成り立つ.したがって(式3)からの最小値は

で与えられる. 以下を動かした時のの最小値を考える. そこでの一階微分を考えると

だから,の値によって場合分けする.

(i) のとき

任意のでだから,(式6)よりである.よってはで単調増加で,のとき最小となり

である.よって(式5)より,に注意して

である.

(ii) のとき

(式6)よりであり,の増減表は以下のようになる.

極小

表 1: の増減表

したがってでは最小となり,

である.よって

である.

以上(i),(ii)より,求める円と直線の最短距離は

である.(答)

【別解】

[解]と同じ設定のもとで,(式1),(式3)を用いる. [解]ではを固定して先にを動かしたが,今度はを固定して先にを動かす.

(式3)をについて平方完成すると

である.はを動くから,(式18)を最小にするのは,区間のうちに最も近いをとるときである.

(i) のとき()

が区間内にあるからこれを選べて,

である.

(ii) のとき()

区間のうちに最も近い点はだから,(式18)に代入して

である.

以上(i),(ii)はいずれも[解]の結果と一致する.(答)

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