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東京大学 前期 1983年 解答解説 このページの閲覧数
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東京大学 前期 1983年 第6問 (解答解説)

📝 問題

放物線を軸のまわりに回転して得られる曲面を, 原点を通り回転軸と45の角をなす平面で切る. 曲面と平面で囲まれた立体の体積を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

題意の放物線が偶関数であることから,曲面の方程式はをで置き換えて

である.また対称性からの方程式は

として良い.

放物線$y=\dfrac{3}{4}-x^2$の回転面$K$と,原点を通り回転軸と$45^\circ$をなす平面$H$

図 1: 放物線の回転面と,原点を通り回転軸とをなす平面

これらを平面で切断すると

となり,題意の立体の断面の領域は

,図示すると下図の斜線部となる. ただし,二つの曲線の交点の座標をとして

である.

平面$x=k$による断面(斜線部)

図 2: 平面による断面(斜線部)

さて,の存在条件は実数の存在条件と同じで,(式5)から

である.

(式5),(式7)のもとで,この平面内での断面積は

式

である.従ってこれをについて積分して,求める体積は

だが,各項計算すると

第一項

および

第二項

だから(式19)に代入して

答

となる.

【別解】

[解]では一定の平面で切断したが,問題の立体が単純なので他の平面で切ってもうまくいく.ここでは一定平面で切断する例を示す.

平面で立体を切断する.この平面内で(式1)からは

と表され,(式2)からはによらずのままである.

の交点の座標は,すなわち

の解であり,これを解いて

となる.この2解をとすると,であり,またの存在条件からである. この平面内での断面(となる領域)は下図斜線部である.

平面$z=t$による断面(斜線部)

図 3: 平面による断面(斜線部)

この面積をとすると,

である.

(式1),(式2)はいずれもをに置き換えても不変だから,である.したがって対称性より,求める体積は

となる.

以下,とおき,と略記する.であり,のときに注意する.まず第一項は半径の四分円の面積だから

第一項

である.次に

第二項

である.(式40),(式46)を(式39)に代入して

となるから,

である.(答)

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