【解答】
題意の放物線が偶関数であることから,曲面の方程式はをで置き換えて
である.また対称性からの方程式は
として良い.
図 1: 放物線の回転面と,原点を通り回転軸とをなす平面
これらを平面で切断すると
となり,題意の立体の断面の領域は
,図示すると下図の斜線部となる.
ただし,二つの曲線の交点の座標をとして
である.
図 2: 平面による断面(斜線部)
さて,の存在条件は実数の存在条件と同じで,(式5)から
である.
(式5),(式7)のもとで,この平面内での断面積は
式
である.従ってこれをについて積分して,求める体積は
だが,各項計算すると
第一項
および
第二項
だから(式19)に代入して
答
となる.
【別解】
[解]では一定の平面で切断したが,問題の立体が単純なので他の平面で切ってもうまくいく.ここでは一定平面で切断する例を示す.
平面で立体を切断する.この平面内で(式1)からは
と表され,(式2)からはによらずのままである.
の交点の座標は,すなわち
の解であり,これを解いて
となる.この2解をとすると,であり,またの存在条件からである.
この平面内での断面(となる領域)は下図斜線部である.
図 3: 平面による断面(斜線部)
この面積をとすると,
である.
(式1),(式2)はいずれもをに置き換えても不変だから,である.したがって対称性より,求める体積は
となる.
以下,とおき,と略記する.であり,のときに注意する.まず第一項は半径の四分円の面積だから
第一項
である.次に
第二項
である.(式40),(式46)を(式39)に代入して
となるから,
である.(答)