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京都大学 前期 2010年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 2010年 第5問 (解答解説)

📝 問題

【乙】

次の問に答えよ.

  1. を正の整数,とする. はで割り切れるがでは割り切れないことを示せ.

  2. を正の偶数とする. がで割り切れるならばまたはであることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

とおく.がで割り切れ,で割り切れないことを帰納法で示す. のときだから成立する.そこでで成立すると仮定する. について

と因数分解できて,第一因数がで何回割れるかを考えると

となって2で割り切れ,4で割り切れない. 仮定よりはで割り切れ,で割り切れないから(式1)より はで割り切れ,で割り切れない.よって帰納法により題意は示された.

(2)

題意よりは偶数だから(は奇数,)とおく. すると二項定理から,

と書ける. の時,中括弧内は最後のの項以外はを含んで偶数で,全体では奇数である.

偶数奇数

従って(式5)より,がで割り切れる回数はと同じで,(1)よりで割り切れ,で割り切れない.

よって題意のようにがで割り切れるには

であることが必要である.

ところが,の時,となることを帰納的に示す. まずではだから成立する.そこででの成立を仮定すると の時

となるからでも成立する.よって帰納法によりの時,である.

従って(式7)が成り立つにはであることが必要である. 以下個別に調べる.

の時

この時はとなるが,(式7)つまりを満たすのはのみである. よってである.実際この時はで割り切れて十分である.

の時

この時はとなるが,(式7)つまりを満たすのはのみである. よってである.実際この時はで割り切れて十分である.

以上よりがで割り切れるようなは

だけであり,題意は示された.

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