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京都大学 前期 2010年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 2010年 第4問 (解答解説)

📝 問題

【乙】

とする. 3辺の長さが,,である鋭角三角形の外接円の半径が1であるとする. このときを用いてを表せ.

【甲】

数列は,すべての正の整数に対してを満たしているとする.このとき,すべてのに対してであることを示せ.

✏️ 解答解説

【解答】

三角形$ABC$の外接円(半径1)と中心角$\angle BOC=\dfrac{2\pi}{3}$

図 1: 三角形の外接円(半径1)と中心角

上図のように頂点を,,となるように定め,三角形の外心をOとする. 三角形が鋭角三角形なのでOは三角形の内部にある. に注意して三角形に余弦定理を用いると

となる.円周角の定理より

が従う.

次に三角形に余弦定理を用いると

を得る.の範囲では複号正の時常にとなり, 複号負の時にはの時にとなる.

そこで次に三角形が鋭角三角形になるかを確認する. 再び三角形に余弦定理を用いると

式

および同様に

式

である.が鋭角であるにはこれが正であれば良い. 以下複号に応じて場合分けする.

(式8)において複号正の場合

(式14)の分子はより明らかに正だからは鋭角である. (式19)の分子について

式の分子

で,これはより常に成立するから,も鋭角である. 以上より三角形は鋭角三角形である.

(式8)において複号負の場合

(式19)の分子はより明らかに正だからは鋭角である. (式14)の分子について

式の分子

だが,これはの時には成り立ち,の時には成立しない. しかしの時にはとなるからこのような三角形は存在しない. よって矛盾し,複号負とはならない.

以上より(式8)で複号正の時に三角形が鋭角三角形である. よって

と表せる.

三角形$ABC$の様子

図 2: 三角形の様子

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