京都大学 後期 1997年 第4問 (解答解説)
次の連立方程式(*)を考える.
-
が(*)の実数解であるとき, , , であることを示せ. -
(*)は全部で
組の相異なる実数解をもつことを示せ.
【解答】
(1)
が満たされる.
背理法により題意を示す.
を得るが,これは
(2)
(1)から
とおける.(式1)および半角公式から
なる関係を得る.従って,最後の式を解く.和積公式から
であるから
である.
と書ける.
【解説】
面白い問題で,色々と解法が考えられるところだ.
まず(1)からいくつか別解を紹介しよう.いずれも
【(1)別解-1】
だが,同様の評価を繰り返すと
【(1)別解-2】
となり,
となり矛盾する.
(2)の方も別解が考えられるので紹介しよう.
対称性を使わないのであまり綺麗な方法ではないのだが,
与えられた方程式は
この右辺を
と合わせてグラフは図1のようになる.
図 1:
与えられた連立方程式の解の個数は,まさにグラフ上の二本の曲線の交点の数に他ならないから,
求める解の個数は