アーカイブ一覧へ戻る
京都大学 後期 1991年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 1990年 次の年度 1992年
🧭 1991年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答) 第5問 (問題) 第5問 (解答) 第6問 (問題) 第6問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

京都大学 後期 1991年 第2問 (解答解説)

📝 問題

一辺の長さの正四面体を,一つの面を下にして水平面上に置く. この正四面体の各辺の中点を頂点とする正八面体を中空の容器と考える.

  1. 容器の高さを求めよ.

  2. 水を毎秒の割合でに注入するとき,水面の高さがになるまでに要する時間(秒)を求めよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

四面体の頂点をP,Q,R,Sとする. 各辺の中点を図のようにA,B,C,D,E,Fとする.

正四面体PQRSと正八面体ABCDEFの様子.

図 1: 正四面体PQRSと正八面体ABCDEFの様子.

正八面体の高さHは四面体の高さのであるから,四面体の高さを求めよう. 四面体の底面QRSの重心Gとすると,四面体の高さは線分PGの長さに等しいから

である.

底面QRSとその重心Gの様子.QGの長さはQEと$\angle GQE$から求まる.

図 2: 底面QRSとその重心Gの様子.QGの長さはQEとから求まる.

断面PQG(F)の様子

図 3: 断面PQG(F)の様子

四面体の底面QRSは正三角形であるから,QGの長さは(図2)

である.

にピタゴラスの定理を用いて

でる. これを(式1)に代入して,求めるHの高さは

である.(答)

(2)

水面の高さの時の水面積とすると,題意の条件より

が成り立つ.

高さ$h$でのHの切り口.外側の正三角形の頂点は,辺PQ,PR,PS上にとる.

図 4: 高さでのHの切り口.外側の正三角形の頂点は,辺PQ,PR,PS上にとる.

面PQRを例に,底面からの高さ$h$での切断面での各種長さを求める.
    赤の点線が底面からの高さ$h$の線とする.

図 5: 面PQRを例に,底面からの高さでの切断面での各種長さを求める. 赤の点線が底面からの高さの線とする.

また,底面からの高さにおける正八角体Hの切り口は図4のような六角形である.

ここで,六角形の外側の正三角形の一辺の長さは,一辺の正三角形QRSとの相似比が

だから,(式6)を代入して

となり,

である.

切り取る部分の正三角形の一辺の長さは,一辺の正三角形DFSとの相似比が

だから,(式6)を代入して

となり,

である.

従って,この面積は一辺の正三角形の面積から,3つの一辺の正三角形の面積を引いたものに等しい.

だから,微分方程式(式8)に代入して整理すると,

となる.両辺積分すると,積分定数として

である.初期条件はでだから積分定数はであり, 高さがになるまでに要する時間は

である.(答)

【解説】

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する