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東京工業大学 前期 1985年 解答解説 このページの閲覧数
#場合の数・確率
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東京工業大学 前期 1985年 第5問 (解答解説)

📝 問題

1からまでの整数を1枚に1つずつ書いた枚のカードの組を3組用意する. 3人がそれぞれ1組ずつを持ち, 各人はその中から無作為に1枚のカードを抜き出し, そこに書かれた数によって得点を次のようにA,B 2通り定める. 最大数を出した人が1人だけのとき,その人の得点は

A:自分の出した数

B:他の2人の出した数の和

とし,他の2人の得点は,A,Bいずれの場合も0とする. 最大数を出した人が2人以上のときは,A,Bいずれの場合も,3人の得点は0とする. 各人の得点の期待値を,A,Bそれぞれの場合について,を用いて表せ.

✏️ 解答解説

【解答】

3人をとして,に対しての得点を確率変数,引いた数を確率変数とする. 以下A, Bそれぞれの場合でのの期待値を求めよう.

Aの場合

に対してとなる確率は,がを引いてが以下の枚を引く場合である. 従って

と書ける.後者の表式がの時にも成立するので結局

である.従って求める期待値は

である.

Bの場合

の引いた数がである時にが得点する場合は,の時でありこの時の得点はとなる. 従ってがを引いた時の得点の期待値はの時であって,のときは

条件をみたす全てのについてのの和

ここで,はおよびの範囲で独立に選べるから,一つに対してが対応する. 従って

である.これはの時のも満たすから,全てのについて

である.

これを全てのについて平均すれば全体の期待値が出るから,

である.

(式3),(式14)よりA, Bいずれの場合も求める期待値は

である.

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