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東京工業大学 前期 1985年 解答解説 このページの閲覧数
#空間図形 #微分
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東京工業大学 前期 1985年 第2問 (解答解説)

📝 問題

空間において,6枚の平面,,,,,で囲まれてできる直方体をとする. である実数に対し, 平面でを2分したとき, 小さいほうの体積(等しいときは,どちらでもよい)をとする.

  1. を求めよ.

  2. をの関数と考えたとき, およびで微分可能であるか.

✏️ 解答解説

【解答】

(1) によって切断面の方程式が変化するので,これを

とおく.

下図のように直方体の頂点を定める.O,A,B,Cは上にあり,D,E,F,Gは上に存在する. この時,直方体の体積は

である.以下の大きさで場合分けする.

\tdplotsetmaincoords{65}{120}

直方体Vの様子.

図 1: 直方体Vの様子.

の時

この時切断面は以下のようになり,直方体の辺と切断面の交点は辺OC, OG, OA上にくる.

\tdplotsetmaincoords{65}{120}

$0<t\le 1$の時の切断面

図 2: の時の切断面

切断された立体のうち点Oを含む三角錐の体積は

であり,これはよりも小さいから題意より

である.

の時

この時切断面は以下のようになり,直方体の辺と切断面の交点は辺BC,CF, FG, GD, DA, AB上にくる.

\tdplotsetmaincoords{65}{120}

$1\le t \le 2$の時の切断面.

図 3: の時の切断面.

切断立体のうち原点を含む方の体積は,大きな三角錐からコーナーの三角錐を3つ分切り取ることで求められる. 大きな三角錐の体積は

である.対してコーナーの小さい三角錐は大きな三角錐との比が, ,でいずれもとなるから,いずれも体積は

である.従って断立体のうち原点を含む方の体積は

である.だからは非減少で,かつだから,

の時

についての対称性から である.

以上3つの場合分けから求める体積は

である.

(2)

は全区間で連続だから題意を示すにはでの両側極限の一致を見れば良い. 簡単のため

と置くと,これらはで微分可能である.

1. の時

この時の左右極限は

より一致するから,はで微分可能である.

2. の時

この時の左右極限は

より一致しないから,はでは微分不可能である.

以上から

微分可能微分不可能

である.

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