アーカイブ一覧へ戻る
東京大学 前期 2005年 解答解説 このページの閲覧数
前の年度 2004年 次の年度 2006年
🧭 2005年度の関連ナビゲーション:
第1問 (問題) 第1問 (解答) 第2問 (問題) 第2問 (解答) 第3問 (問題) 第3問 (解答) 第4問 (問題) 第4問 (解答) 第5問 (問題) 第5問 (解答) 第6問 (問題) 第6問 (解答)

この問題のOpen Issue(1件)

GitHubで確認 ↗

情報取得:。最新の状態はGitHubで確認できます。

東京大学 前期 2005年 第5問 (解答解説)

📝 問題

を1以上の整数とする. 数字が書かれたカードを1枚ずつ,計枚用意し,甲,乙のふたりが次の手順でゲームを行う.

  1. (i) 甲が1枚カードをひく. そのカードに書かれた数をとする. ひいたカードはもとに戻す.

  2. (ii) 甲はもう1回カードをひくかどうかを選択する. ひいた場合は,そのカードに書かれた数をとする. ひいたカードはもとに戻す. ひかなかった場合は,とする.

    の場合は乙の勝ちとし,ゲームは終了する.

  3. (iii) の場合は,乙が1枚カードをひく. そのカードに書かれた数をとする. ひいたカードはもとに戻す. の場合は乙の勝ちとし,ゲームは終了する.

  4. (iv) の場合は,乙はもう1回カードをひく. そのカードに書かれた数をとする.

    の場合は乙の勝ちとし,それ以外の場合は甲の勝ちとする.

(ii)の段階で,甲にとってどちらの選択が有利であるかを,の値に応じて考える.以下の問いに答えよ.

  1. 甲が2回目にカードをひかないことにしたとき,甲の勝つ確率をを用いて表せ.

  2. 甲が2回目にカードをひくことにしたとき,甲の勝つ確率をを用いて表せ.

ただし,各カードがひかれる確率は等しいものとする.

✏️ 解答解説

【解答】

甲が引いた二枚のカードの和を

とおく.甲が勝つのは 以下の条件が全て満たされる時である.

とならない
$cd$ 平面において甲が勝つ条件を満たす領域($k$ 固定時)

図 1: 平面において甲が勝つ条件を満たす領域( 固定時)

をで固定すると, (式2)からは

の通りである.さらに,は(式3)より

の場合だから,の通りである.

以上から,与えられたに対して甲が勝つ時にとりうるは通りである.

(1)

甲が2回目をひかずに,つまりの時を考えると,上記の議論からのとりうる組は通りである.全事象は通りだから求める確率は

である.

(2)

甲が2回目をひく時,そもそもであって,をとりうる. 従って甲が勝つ場合の数は

である.これはの時の場合の数にも対応している. 全事象は通りだから,求める確率は

である.

この解答の誤りや分かりにくい点に気づきましたか? GitHubで報告する