東京大学 前期 1980年 第5問 (解答解説) 📝 問題 1辺の長さが1の正四面体がある. 点はこの正四面体の辺上を毎秒1の速さで動き, 各頂点に達したとき, そこから出る3辺のうちの1辺をずつの確率で選んで進む. は時刻において頂点にあるとする. またを0または正の整数とし, 点が時刻において頂点にある確率をで表す. 数学的帰納法を用いて,を証明せよ. との値を求めよ. ✏️ 解答解説 【解答】 図 1: 四面体 上の各頂点間の遷移 まずについて考えると,で頂点にいるのは,で頂点以外にいて,そこから確率で頂点に来た時だから, となる. 初期条件は題意より,において頂点にあることから である. (1) 数学的帰納法でを証明する. (式2)からでは題意が成立する. そこででの成立を仮定すれば,(式1)より自明にでもこの条件は成立する. 従って数学的帰納法により. である. (2) (式1)を変形して だから繰り返し用いて である. 初期条件は(式2)より,だから代入して が求める値である.(答)