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京都大学 前期 2000年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 2000年 第3問 (解答解説)

📝 問題

,とする.

  1. 長さ1の空間ベクトルに対し,,とおく. このとき次の不等式(*)が成り立つことを示せ.

    1. (*) 
  2. 不等式(*)を満たす の範囲を図示せよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(1)

共通の始点をもつ3本の単位ベクトル $\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}$ と角 $\alpha, \beta$

図 1: 共通の始点をもつ3本の単位ベクトル と角

とおくと,より

である. から, は各々 と , と のなす角にひとしい.

従って与えられた不等式

の左辺をで表すと

左辺

より,(式4)は示された.ただし最後の等式で(式1)を用いた.

(2)

(式4)はについての二次式の形だから,について解くと

である.題意より から だから絶対値を外して

である.の範囲で場合分けして考える.

の時

$0 \le \alpha \le \dfrac{\pi}{3}$ のときの単位円上における角 $\beta$ の範囲

図 2: のときの単位円上における角 の範囲

この時は(式12)を満たすのは

である.

の時

$\dfrac{\pi}{3} \le \alpha \le \dfrac{2}{3}\pi$ のときの単位円上における角 $\beta$ の範囲

図 3: のときの単位円上における角 の範囲

この時は(式12)を満たすのは

である.

の時

$\dfrac{2}{3}\pi \le \alpha \le \pi$ のときの単位円上における角 $\beta$ の範囲

図 4: のときの単位円上における角 の範囲

この時は(式12)を満たすのは

である.

以上をまとめて,求める領域は

であり,図示すると下図の斜線部(境界含む)である.

$0\leq\alpha,\beta\leq\pi$で成り立つ領域(境界を含む)

図 5: で成り立つ領域(境界を含む)

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