京都大学 前期 1985年 第5問 (解答解説) 📝 問題 2枚の硬貨があり,1枚ずつ投げたとき表の出る確率をそれぞれ,とする. 2枚同時に投げたとき,表の出た硬貨の枚数をとする. 従って,確率変数は値0,1,2をとり,その確率分布は,により定まる. 逆にの分布を指定したとき,その分布を与えるような,の値が存在するかどうか, また存在する場合には,どれだけあるか,次の2つの場合について答えよ. は2項分布,すなわち ただし はあらかじめ指定した定数である. は一様分布,すなわち ✏️ 解答解説 【解答】 図 1: 2枚の硬貨 A,B を投げたときの表の枚数 と各事象の確率の樹形図 2枚の硬貨A, Bとし,表の出る確率が各々 だとする. 確率変数 を以下のように定める. が裏が表が裏が表 すると, で, は独立だから, である. などを代入して である. (1) の時,(式3)に代入して, として, 第3式を1, 2式に代入して だから は の2次式 の2解で,とすれば良い. (2) の時,(式3)に代入して同様にとして である.これを解くと だから, は の2次式 の2解だが,この判別式を として から, に反し矛盾する.よって は存在しない.