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京都大学 前期 1962年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1962年 第3問 (解答解説)

📝 問題

定円の内部に2定点,があり,点はこの円周上を動いていく. と,とを結ぶ2直線が円周とふたたび交わる点を,それぞれ,とする. また,から直線に平行に引いた直線が円周とふたたび交わる点をとする. このとき,直線は1つの定点を通ることを証明せよ.

✏️ 解答解説

【解答】

円周上の $P,Q,R,S$ と,$AB\parallel QS$ の配置

図 1: 円周上の と, の配置

と の交点を ,との交点を とおく. の位置によって以下のように, が線分の内側にくるかどうかで2通りの位置関係がありうる.

$P$ の位置による二つの場合と等しい角の対応($\circ,\times,\triangle$)

図 2: の位置による二つの場合と等しい角の対応()

以下,それぞれの場合において,直線 が の位置によらず定点 を通ることを示す.

の時

円に内接する四角形の対角の和が であること,とが平行であることから

となり,

が従う.

の時

この時は円周角の定理ととが平行であることから

となり,

が従う.

以上 からいずれの場合も であり, 相似より

である.

相似な三角形 $PAB$ と $CRB$

図 3: 相似な三角形 と

点 $B$ で交わる2弦 $PR, EF$ と方べきの定理

図 4: 点 で交わる2弦 と方べきの定理

一方,直線 と円の交点を として方べきの定理から

である. (式5),(式6)から

となる.この右辺はによらない一定値だから,も一定であり,従って点はによらない定点である.

【解説】

本問で用いた円の基本性質を確認しておく.

  1. {\bf 円に内接する四角形の対角の和:} 円に内接する四角形 において,弧 に対する中心角を ,弧 に対する中心角を とすると,一周の角より である.円周角の定理から , であるため,対角の和は となる.

  2. {\bf 方べきの定理:} 円の2弦 が点 で交わるとき, と に注目する.弧 に対する円周角より ,対頂角より であるから, が成り立つ.したがって対応する辺の比から

    が得られる.

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