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京都大学 前期 1961年 解答解説 このページの閲覧数
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京都大学 前期 1961年 第1問 (解答解説)

📝 問題

つぎの問い(i),(ii),(iii)に答えよ.

  1. (i) 実数で定義された多くの函数がある. 命題「すくなくとも一つの実数値で,どの函数も0の値をとる」の否定命題をつくりたい. 下にあげたことばのなかから適当なことばを選んで, つぎの否定命題の  (イ),(ロ),(ハ)のなかに記入せよ. 「 (イ) 実数に対し,そこで (ロ) の函数は0で (ハ) .」

    1. (イ) すくなくとも一つの,多くの,すべての,いろいろな,

    2. (ロ) 多くとも一つ,すくなくとも一つ,ただ一つ,すべて,

    3. (ハ) ある,ない.

  2. (ii) 一平面上で二つの三角形がのようにあたえられている. は,平行移動,回転移動.線対称移動のそれぞれ多くも一回つかえば,の位置に移しうる. これを簡明に示せ.

  3. (iii) を実係数の多項式とする. のグラフを軸に平行に だけ平行移動するとき, 移動した曲線は,まえのの曲線と全体として完全には一致しないことを証明せよ.

✏️ 解答解説

【解答】

(i)

(イ) 全て \quad (ロ) 少なくとも \quad (ハ) ない

(ii)

$\triangle ABC$ を $\triangle A'B'C'$ に重ねる移動の手順

図 1: を に重ねる移動の手順

まず A が A’ に一致するように平行移動する. 次に,A を中心に BC が B’C’ と同一線上にあるように回転移動する.これで と が一致しなければ,A を通り BC に垂直な直線を軸に線対称移動する.

(iii)

背理法で題意を示す. 完全に一致するとすると任意の に対して

が成立する.を代入して

となる.これが任意ので成立する,すなわちについての恒等式になるから, 次の項を比較して となる. しかしこれは に反し矛盾する. よって背理法によって題意は示された.

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