京都大学 後期 2004年 第1問 (解答解説)
このとき,
【解答】
新しく
とおくと,
新しく実数
の二つの解とし,
であり,
が極限値となる.
また,
で定める.
グラフおよび
である.ただし,最後の行で
とすると,
である. (式11)を代入すると
だから,以下各項の
だから,二つ目の極限値は
となる.従って,(式14)に代入すると
が求める極限値である.
【解説】
今回の解答では,対称性を利用して評価する量を減らしたり,
極力
このような工夫は,以下のような問題の図形的解釈がわかっていれば素直に発想できるだろう.
がどう振る舞うか,というのが問題である.
すなわち,積分区間はほぼ
ちなみに,高校範囲ではこの程度の解答が限界だが,
(式12)以下,
大学数学の範囲のTaylor展開を利用すればさらにエレガントに解くことができる.
Taylor展開とは,適切な条件を満たす関数
のような展開のことを指す.これを
と展開できるから,(式12)に代入すると
となる.ここで
である.
今回の問題の場合,このように